大天王山

僕は、NFLのシアトルシーホークスが好きだ。

 

何か1つアメリカンスポーツで好きなものを作りたいと思い、PS4の MADDEN19を買い、とりあえず推しのチームを作ろうと考え、チームをいろいろ見てみると、何年か前にスポーツ番組で聞いたことのある名前を見つけ、候補を3つ決めた。

 

それは、

  1. フィラデルフィア・イーグルス
  2. ニューオーリンズ・セインツ
  3. シアトル・シーホークス

 

どのチームが強いとか、どの選手がすごいとか、一切わからないズブの素人だったので、いろいろGoogleで調べたり、MADDEN で遊んでみたりした。

 

セインツは黒と金のユニホームの威圧感がすごくて、イーグルスは2年前のスーパーボウルの覇者、シーホークスは数年前にスーパーボウルを制したのと、その時のQBのラッセル・ウィルソンがいるということを知った。あと、シーホークスのユニフォームが僕好みの色だった。

 

そうして僕は、聞いた事のあるQBの名前とユニフォームの色がいいという軽すぎる動機で、シーホークスを応援してみようと決めた。まだハマる兆しなんてなかった。

 

 

 

とある休日、珍しく朝早く目覚めると、DAZNシーホークス対同地区のラムズの試合が放送されるということを知り、「ちょうど見えるし、無料体験期間1ヶ月あるし、見てみようかな」と軽い気持ちでDAZNに入会し、NFL観戦デビューをした。



最初から、フィールドゴールを立て続けにとられ、「ぽんぽん失点して全然面白くねじゃん」って思っていたら、QBウィルソンがエンドゾーンに投げたパスをWRロケットがつま先だけちょこんと残して、エンドゾーンの際っきわでキャッチして、タッチダウン鮮やかに逆転!!!

 

「何だこれ、めちゃめちゃかっこいいじゃん。それに何だこのキャッチ。おんなじ人間なのかよ。」と思い、どんどんのめり込んでいった。その後もこの試合は、点を取り、点をとられ、展開が目まぐるしく変わる、手に汗握る展開が続いた。その間にも熱いプレーが飛び出し、最後にラムズフィールドゴールを外し、シーホークスが勝利をした。

「こんなに、最後のワンプレーまで勝ち負けがわからないスポーツあったのかよ」そんな激アツな展開の試合をリアルタイムで見て、僕は完全にアメフトとシーホークスの虜になった。

その後も、オーバータイムの末、無敗だった49ersに勝った試合、プレーオフにも関わってくるバイキングスに勝った試合をリアルタイムで観戦し、僕はどんどんシーホークスが好きになった。

 

 

だいぶ前置きが長くなりました。

そして昨日、最終節49ers戦。勝った方が地区優勝という大天王山。

シーホークスは、今季活躍していた主力のRBカーソンとペニーを怪我で欠き、大天王山を迎えることになった。しかしそこで、引退していたビースト・モードと呼ばれているスターRBのリンチがシーホークスに復帰。漫画かよって思うくらい熱い展開。

 

 

本当は、リアルタイムでフルで観たかったけど、仕事で見えず、悔しい。どうしても気になって休憩中、試合の速報を見て、7−13で負けているのを見てしまう。仕事が終わるまで我慢して、YouTubeで公式のハイライトを観た。(どうしても、途中の展開や試合の結果を見てしまうと、フルで見ようと思えない・・・。)

 

後半になるにつれ、オフェンスの調子が良くなってきて、タッチダウンを立て続けに奪い、逆転が見えてきた。49ersの攻撃を抑え、第4クオーター残り2分少々、21−26で迎えるシーホークスの攻撃。QBのウィルソンのパスがよく通り、エンドゾーンにどんどん近づく。「これは、もしかして、もしかしてあるんじゃない逆転!!なんだよ最高じゃないか!!!」と思ったものの、現実はそんなに甘くなくて・・・。

 

あと、ほんの数センチのところで地区優勝を逃してしまったシーホークス。僕が初めてNFLを見出したこのシーズン。すごいドラマのような熱い展開で楽しいシーズンだったと思う。(きっと優勝してたり、もっとルールを理解したり、戦術をわかるようになったりしたら、気持ちも変わってくるんだろうなあ。)

 

来シーズンは、もっとフルで試合を観たい!!レギュラーシーズンは終わってしまったけど、プレーオフが始まる。僕が戦うわけではないけど、プレーオフ49ersにリベンジできたら最高!!英語も勉強して、いつかセンチュリーリンクフィールド行ってみたいなあ🏈

 

 

僕も前に進みたい。